頭の上にトマトが広がってる
『とまとの森』85.46㎡で世界一に!
2013年11月10日に 世界一大きなトマトの木「The largest tomato plant」として世界記録に認定されました。一粒の種から水耕栽培で育てています。
特別な品種ではなく、ごく普通にスーパーなどで売られているトマトです。
ストレスをできるだけ排除し、トマト本来の能力を最大限引き出させます。
苗は水槽の中に根を伸ばし養分・水分・空気を吸収して大きく早く成育します。
感動の2万個達成!
普通20~30個ほどしか収穫できないトマトも「とまとの森」では1粒の種から1万数千個以上を実らせます。
13 代目となる2018年のとまとの森は、夢の目標としてきた数字 20,000 個を上回る 20,486個の収穫という感動の成果をあげてくれました。
2023年の とまとの森
厳しい暑さを乗り越えて
18代目のとまとの森のトマトは、目標の2万個に僅かにとどきませんでした。生育前半は良かったのですが、夏以降後半の維持が難しかったです。
1年を通して、前年比較で日照時間は同じ程度でしたが、気温が7~8月を中心に3~5℃高いなど、平年と比較して異常となりました。観測史上過去経験ない長く暑い夏となり生育には厳しい環境でした。
そんな中でも7月下旬から屋外遮光を初めて取り入れるなど、いくつもの手は打ちましたが、9月以降のトマト着果数の落ち込みを戻すには時間がかかってしまいました。
原因を振り返ると気象環境以外にも異常高温直前の7月頃に着果負担をかけ過ぎてしまったと反省する部分(対策は積極的な収穫)もあり、見栄えと状態維持の両立の難しさがありますが、もっともっと出来ることがあったなと管理者として悔しい気持ちが残ります。
しかし、トマトにおいては、北海道とは思えない厳しい夏を乗り越えて19,000個以上の実をつけてくれました。暑さに耐えて命を繋げてくれました。よくやってくれました。
2023年の最終確定数値結果
栽培期間:350日間
(2022年11月25日~2023年11月10日)
最終収穫個数 19,683個(過去4番目)
最終収穫重量 1552.16kg(過去3番目)
2022年の とまとの森
とまとの森 収穫重量が過去最高記録となりました。
17代目のとまとの森は、昨年に続き3度目の2万個達成しました。さらに収穫重量は過去最高の記録となりました。
この1年の天候は昨年ほどではありませんが平年より良い気象条件でした。日照時間は昨年よりも100時間少ないながら平年よりは日射がある一方、7〜8月の期間は日照が少ない状態でした。
また6月下旬より連続高温と連続高湿度が続き生育環境の調整がうまくできず、うどん粉病が発生、その後拡散した事で過去に経験がないくらい病気の対策を行い、状態を維持してきました。このような状況でトマトは最終的に新しい記録を残すような生育を見せてくれました。
個数は前年16代目の2万5千個には届いていませんが、2万個を超えてなおかつ収穫重量が最高となり、トマトはよく頑張ってくれました。
昨年は、特に地上部にまだ余力があり解体時にハサミをいれるのを躊躇する状態でしたが、今年は特に地下部(根)の状態が良かった印象でした。
毎年解体の手をいれる度にトマトの生命力には感動させられています。
2022年の最終確定数値結果
栽培期間:350日間
(2021年11月25日~2022年11月10日)
最終収穫個数 21,954個
最終収穫重量 1632.48㎏(過去最高記録)
2021年の とまとの森
とまとの森 収穫個数 2万個達成しました。
16代目のとまとの森のトマトは、2018年に続き2度目の収穫個数2万個を達成しました。
過去の栽培同様に大玉トマトの同じ品種ほか基本となる条件は守っています。
2年目となるコロナ禍の中、来客数も多くは望めない状況でした。
また、7~8月はかつてない暑さの連続真夏日29日間は、昨年導入した冷房設備でも生育環境制御の限界を感じる程でした。そんな中、トマトも頑張り8月後半で2万個超える可能性が見えたので、チャンスと思い栽培管理は、より丁寧に行い、徹底的に後半にかけ個数を伸ばす生育管理を心掛けました。
結果、トマトは良くやってくれました。期待と想いに答えてくれました。
栽培最終日の解体時には、ハサミやナイフが入れるのに躊躇するような元気の良さでした。
かつて、2万個は夢の目標でしたが、2017年からの正確な状況把握の為の屋内外環境のモニタリング開始、環境改善機器導入の投資、海外での栽培事例を学び直し、良いところの取入れと社外サポートの導入をしてきました。
それでも、最後は機器類、栽培技術マニュアルの上に、現場の環境管理ができる人の力と無限伸長能力があるトマトの力になります。
収穫個数25,587個。
気が付けば、目標2万個の25%増。
この事実が皆様の何かしらの励みになって頂けると幸いです。
2021年の最終確定数値結果
栽培期間:350日間(2020年11月25日~2021年11月)
最終収穫個数 25,587個
最終収穫重量 1534.7㎏枝葉の面積 84.44㎡
17代目となる2022年の「とまとの森」は、2021年11月25日よりスタートしています。
この1粒の種から「とまとの森」は始まります
種を撒いてから一週間くらい経ちました
収穫されたトマト
最終日の解体時の様子。茎から溢れる水滴
2020年の とまとの森
コロナ禍の中、異例の対応として約3カ月の公開
15代目となる2020年の「とまとの森」は、350日間におよぶ栽培管理を11月10日で終了させました。
前年の連続猛暑を経験し、夏場の暑さ対策を徹底して行い、栽培管理上の平均気温を下げる事はできました。トマトは夏から栽培終了の350日まで良好な生育状態を維持してくれましたが、残念ながら2018年に達成した収穫個数2万個にはあと少し届きませんでした。
積算収穫個数 19,667個。目標の2万個達成まで、333個足りませんでした。
一方、収穫重量はといいますと、2017年の1430㎏を超えて過去最高になりました。
コロナ過の中、いつもとは違う事がおきる状況で気持ちを切らさないで、なんとか2度目の2万個達成をして、明るい話題を提供したいと思ってやってきましたが叶いませんでした。
公開につきましても、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、お客様がいらしたときに密な空間にならない様「とまとの森」ハウスの扉を開放できる7月からの約3ヶ月間とさせていただく異例の対応となりました。
お客様にはご不便をおかけいたしましたが、おかけ様で無事に公開期間を終えることができました。
2020年の最終確定数値結果
◼︎積算収穫個数:19,667個
◼︎積算収獲重量:1562.2㎏
◼︎枝葉の面積 : 84.09㎡
16代目となる2021年の「とまとの森」は、2020年11月25日よりスタートします。これからも、2万個の実りへと挑戦する「とまとの森」への声援をよろしくお願いいたします。
毎年、この1粒の種から「とまとの森」は始まります。
種を撒いてから一週間くらい経ちました。
ある程度の大きさまで生長するといつもの大きな水槽に移します。
あの一粒がグングン生長して約180センチの高さで広がります。
「とまとの森」は水耕栽培でトマトを育てています。
いつもは見ることのできない水槽内「根」の様子。
赤くなった実は1つずつ丁寧に収穫します。
収穫したトマトはケチャップやジャムなどの原料に。
2019年の とまとの森
観測史上記録的な連続真夏日と異常気象
14代目となる2019年の「とまとの森」
昨年に続き2年連続の収穫個数2万個の目標には届きませんでした。
そんな中、良かった点は収穫したトマトの1個当たりの重さが過去最高を記録した事。大きなトマトだった事です。
この結果は考えるきっかけです。大きいからトマトの個数が増えなかったという事も十分あります。トマトの生育環境を良くしようとモニタリングと環境制御を始めて3年目で、収穫個数が伸びなかった事は、トマトにとって生育環境が良すぎて、子孫を残す方向に生育が行かなかったという事と考えられるかもしれません。
栽培15年目を前に、また色々とトマトに気づかされています。
2019年の最終確定数値結果
◼︎積算収穫個数:15,983個
2018年の とまとの森
過去経験したことのない厳しい 350 日。
感動の2万個達成!
13 代目となる2018年のとまとの森の 350 日間の栽培環境は、とても厳しく、過去経験した事のない異常気象(6月から7月下旬にかけての 50 日間連続の低温、低日照、多湿)でした。
さらに、9 月には台風被害、地震。そして直後 60 時間の大停電により通常管理のできない状況となり、数日間の公開停止も経験しました。
そんな中、13代目とまとの森は最後の最後まで頑張ってくれて、年間収穫個数過去最高を記録した昨年(2017年)の 17,883 個を2603 個も上回る 20,486個の収穫という感動の成果をあげてくれました。
とまとの森栽培 2 年目の 2007 年に目標にしていた つくば万博の記録を超えたときから、夢の目標としてきた数字 20,000 個を10 年以上かけて達成しました。
2018年の最終確定数値結果
◼︎積算収穫個数:20,486個
*今現在で最高の記録