
Beautility 昆虫たちの機能美展 2025
― 写真家・柏倉陽介 撮り下ろし作品展 ―
昆虫たちは、進化のなかで独自の美しさを獲得してきました。羽のかたち、体の色、質感――それらは一見すると装飾的でありながら、生き延びるための「機能」として洗練されたデザインでもあります。
本展では、自然や野生動物の撮影を通して“命の在り方”を見つめ続けてきた写真家・柏倉陽介氏による、昆虫をテーマにした撮り下ろし作品を展示。顕微鏡のような鋭い視点と、静謐な空気感を纏う美しい写真表現によって、昆虫たちの「生きる造形美」を捉えました。
Beautility(ビューティリティ)=Beauty × Utility
ただ美しいだけでなく、生きるために最適化された“機能美”に宿る芸術性に触れてみませんか。
作品展概要 |
期間:2025年07月19日(土)〜08月31日(日)
時間:10:00-17:00
場所:えこりん村 "SHEEP SHEEP" CLUBHOUSE
観覧:無料 |
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ネイチャーフォトグラファー 柏倉陽介氏 プロフィール |
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文明と野生の衝突地帯に生きるオランウータンのリハビリテーションをテーマとして、制作に15年をかけた写真集『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』を上梓。『オランウータンと緑の津波』と題した巡回展を北海道旭山動物園、えこりん村、円山動物園にて開催した。世界最大の霊長類保護支援団体であるBOS財団が主催する「MOVING PICTURES展」をはじめ、米国立スミソニアン自然史博物館、ロンドン自然史博物館、国連気候変動枠組条約締約国会議にて作品を展示している。
LensCulture Earth Awards、ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト、ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤーなどに入賞し、Monochrome Photography Awards / ランドスケープ・フォトグラファー・オブザイヤーを受賞。Monochrome Photography Awardsの審査員も務めている。2025年より「Endless」と題した環境撮影プロジェクトを開始した。現在は写真家を続けながら、北海道恵庭市にてエコロジーをテーマにした「えこりん村」でのディレクター業務や北海道文教大学客員教授なども務めている。
受賞歴
◼︎2020/ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー(都市動物部門入賞)
◼︎2015/レンズカルチャー「地球写真賞」単一写真部門2位、パリ写真賞「PX3」野生動物部門1位&地球写真部門1位
◼︎2014/モノクローム・フォトグラフィー・アワード(ランドスケープ・フォトグラファー・オブザイヤー2014受賞)
◼︎2013/ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト(自然部門入賞)
◼︎2007/ネイチャーズ・ベスト・インターナショナル・アワード(自然と人々部門入賞)
出版
◼︎2024/『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』(A&F BOOKS)
◼︎2020/写真集「倒木」(冬青社)
◼︎2017/気候変動に関する教育「The Climate Smart Evolution」(ルーシー財団)
◼︎2015/LensCulture Earth Awards Book(LensCulture)
写真展示
◼︎2024/『オランウータンと緑の津波』展(北海道旭山動物園、えこりん村、円山動物園)
◼︎2020/ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー写真展/ロンドン自然史博物館(イギリス)
◼︎2019/CLIMATE SMART EVOLUTION for 2019 SCUDERIA ART NIGHT(イタリア)
◼︎2016/世界大都市気候先導グループ会議(メキシコ)
◼︎2015/国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(フランス)
◼︎2007/米国立スミソニアン自然史博物館ネイチャーズ・ベスト・インターナショナル・アワード・エキシビジョン/
米国立スミソニアン自然史博物館(アメリカ)